〜馬鹿野郎!!〜

立川談志

客席側から上手舞台に身を寄せてカメラを構えていた青年。
枕の時 既に談志師匠には目障りだったようなのだが、
「まぁ 今だけな 噺始まったら止めてくれよ」と一言。
枕は 師匠の好きなブラックユーモア小話。

カメラのシャッター音が響く。


で 噺は いつのまにか「お化け長屋」へと入っていく。
その頃から、嫌な予感がしていたのだ。
だって、許可されてる時間は疾うに過ぎてるのだから...


カメラをあちこち動かしながらシャッターチャンスを覗っている青年。
今流の表現なら
《ウザイ》ってやつですかねぇ。
聴き手だって 気が散る。
そのときだ。
《カシャカシャ》


師匠が噺を止める。
青年の方に目をやり どれぐらいだったのだろうか。
沈黙が流れ、
「噺が始まったら止めろと言ったろ、
馬鹿野郎
もう 止めた と言って先ほどの小噺を始めた。
客は笑って拍手。
師匠も気を取り直して、続けてくれたのですがね。
出来が良かっただけに、残念。


以前にも同様のことがあった。
柳家喜多八
あのときも 師匠が「もういいでしょう」と言ってるのに、
カシャ カシャ押し続けるオッサンカメラマン。
談志師匠ほどではないが、喜多八もキレタ。


なんなのでしょうねぇ
カメラマンの習性なのだろうか?
《気に入った絵が撮れるまでは。。。》


落語会で写真を撮ろうと思ってる皆様(いないか^-^; )
しくじる事のないよう お願いいたしますね。


25日 北トピアでの《ナカハチ・ライブ》
ゲストは他に
なぎら健壱
放送禁止の歌ばかり歌うので、テレビ局からはお声がかからない。
かかるとすれば《アド町位》と言いながら
相変わらず どこまでが本当の話かわからない眉唾ものの話と
一応【フォーク歌手】ということで、ギター奏者一人連れての
トーク&ライブ
私のお隣さんは、立派な【なぎらオタ】さんでした。