〜ダンケ!〜

だん家

あれはメッセージだったのでしょうか?
3日ほど前 買い物にでたときのこと。
通りを横切ったところで、壁に取り付けてある看板の字を削っている作業員の姿が目に入りました。
「どうして?」
一抹の不安がよぎったけれど、デザイン変更かもしれない。。。
帰り、看板は白一色に変わり、ビルの案内板では余白になっていたのです。


まさか、まさか、
螺旋階段を上がると店全体は木で覆われ、臨時のドアに一枚の紙。

お客様各位
謹啓
この度、当店は2007年12月29日(土)を持ちまして残念ではございますが、
閉店することになりました。1992年のオープン以来、約15年間にわたり、
川越市内のみならず、遠方より多くの方々のご来店を賜り、
暖かい応援を頂戴いたしました。

  • 全てのお客様各位
  • アーテム清水代表を筆頭に生演奏の皆様方
  • 当店のお取引先様や、開店以来の全スタッフの皆様

ありがとうございました。
だん家より心から厚く御礼申し上げます。深謝

誠意溢れるその文面に胸がキュンとなりました。
御礼を言わねばならないのはこちらです。
本当に楽しませていただきました。
美味しいお料理と素晴らしいピアノ演奏!!
私達家族に圧倒的に人気のあったのが男性。
クラシックからジャズまで、見事でした!!!
ミュージシャンには30分置きのステージ。
何回か通ううち、演奏時間も知り、なるべくステージに近い席をとるようになりました。
好きな曲が流れたときには拍手を。
演奏者も微笑んでくれます。
あるときから会釈してくださるようになりました。
2ステージは見てました。
ピアノにカバーをしてその日の演奏が終了と同時にこちらもお開き。


 
最後に行ったのは昨年の12月はじめ 演奏者は髪の長い美しい女性でした。
夫は何を思ったかお店の方に「マイ・ウェイ」をお願いしましたら、
次のステージで一曲めに弾いてくださいました。
それが最後となりました。