〜立川談志〜

oyumi2011-11-23

訃報

先日の志らく師匠の会でも触れてました。
「今 一寸体調崩してますが。。。」と。
今日のニュースは師匠の元気な頃の高座姿を流してました。


落語協会脱退してからは、都内の寄席でみることはありませんでしたが、13年ほど前になるでしょうか。
夏になると浅草演芸場は「落語協会」の噺家さんたちによる
【住吉踊りが】開催されます。

川越を早い時間に出て、最前列中央とったり。。。
志ん朝師匠が踊りを披露されます。

終了後 ホールの扉近くに談志師匠がいらっしゃいました。
頭には例のバンダナ
皆さん なんとなく遠巻きに見て。。。
お席亭さんが「大丈夫 大丈夫」
でも〜躊躇いがちな私に
「優しいから」

恐る恐るお願いにあがりましたら
笑顔で書いてくださったのがこのサインです。
寿限無(じゅげむじゅげむ)」であります。


この日は特別な話し合いがあって
協会に戻るのでは。。。などど噂が飛び交ったものです。
志ん朝師匠とはとても仲がよろしかったそうです。


談志一門の噺家さん達の落語会
殆どはホール落語です。
勿論 談志師匠も。
あれは 談志師匠独演会のことです。
高座姿の写真を撮ろうと一人のカメラマン。
【カシャ カシャ】
始めの2,3枚で止めるのかと思ったのでしょうか
「それぐらいで・・・」
カメラマン そのやんわり制止に、ついつい甘えたのでしょう。
師匠が切れました。
「止めた」
会場には怒りの師匠の言葉が響き渡り。。。
それでも 気を取り直し 続けられました。
最後にはカメラマンにも労りの言葉をかけられて。。。


この時の怒りと優しさの顔を見られたのは
貴重な思い出となりました。

最後におみかけしたのは4年程前の喜劇人パーティでした。
当時 体調崩されてと聞いてましたが
舞台に上がられてご挨拶を。。。
師匠のお声を聴けて嬉しく思ってました。
あのときもバンダナ巻かれて。。。


明日からは追悼番組に・・・
残念です。
出来る限り録画します。