〜創作落語 第2話〜

八五郎のその後

八五郎さんかい?
よくきておくれだねぇ
さぁさ 上がって上がって


久しぶりだねぇ
爺さんもさ おまえさんのことが気になってるらしく
「八の奴 今頃どこでなにしてやがるんだか。。。」
晩酌二本目に入ったところで 決まってツイートするんだよ
ツイートってなんのことですかって?


やだよ お前さん知らないのかい?
まぁ早い話が 「個々のつぶやきを活字にしてみました」ってところさ
あたしも最近知ったんだけどね
町内の若い衆が寄ってたかって教授してくれてね ふふ


ホラ ウチの爺さん 新し物好きだろ?
初めのうちは ちょこちょこ更新してたんだけどさぁ
最近は・・・ 
そうそう 最近更新したと おみっちゃんから聞いたばかりだから
もしかしたら まだ残ってるかもしれないよ。
覗いてごらんな。


ところでお前さん
まだ貰ってないのかい?
お年玉?
何とぼけてんだよ!
お嫁さんだよッ
ねぇ お前もそろそろ身を固めたほうがいいんじゃいかい?
爺さんったら
「八の子供なら 俺たちの孫みてぇなもんだ 可愛いだろうなぁ」
ツイート。。。呟いた傍から涙ぽろぽろ
すっかり涙もろくなってさ。。。あたしもね ぐすん

八 な なんだよ もう帰るのかい?
駄目だよ 
まだオチが決まってないんだからさ

何?
オチ着くのが嫌で独りでいるって。。。

おあとがよろしいようで


(後記 マジ オチがきまってなかったのでありました〜 
”町内の若い衆”という落語がありまして ”よってたかって”は 訳あり笑える箇所です)