〜私の歌は団塊世代の応援歌〔布施明さん〕〜

oyumi2005-09-25

奥様ジャーナルより

団塊の世代は、マラソンでいうなら35㌔の一番きついところを越え、技術的なもの、思考力を積み上げ、パワーがあるのに使われないなんて、本当にもったいない。それなのに、団塊の世代の人たちはもうリタイアの世代になってしまいました。まだ元気だし、やる気もあるのにバスから降ろされてしまう。ずっと競争のなかで生きてきて、自分がやりたいことをやった人は少ない。夢を描いて実現した人も少ない。そろそろ自分のための人生を生きてみてはどうだろう。自由でやわらかい気持ちになれば、いろんなことができるかもしれない。この曲は、自分を励まし、同じ世代の人たちへの応援歌なんですよ。


僕は40歳を過ぎてからバイクの免許を取得したんです。10代のころ、サンレモ音楽祭のフィルムを見たなかに、リビエラ地区をバイクで走ってくる人がいて、「いつか走れたらいい、夢だった」と岩城晃一に言ったら、「そんなことを言わないでくれ。夢があるんだったら免許をとって走ったらいい」と言われましてね。次の週から通って免許を取得した。夢物語にしてしまっていた自分にカツを入れられました。空を見上げながらため息をついてちゃいかんとね。


歌は何もないところから作り出すものだし、どうやって自分を作り上げていくか、見えないところでの競争はすごい。ある時点でアーティストではなく、誰がみてもすごいなと言える職人になりたいと思う。心と心の競争ですから、これがきつい。職人という道を取り、1つひとつの仕事、歌を懸命に表現し、最高峰である匠(たくみ)を目指してきた。

奥様ジャーナル様から、記事 画像の掲載につきまして、快諾を頂戴いたしました。
有難うございます。
1部掲載させていただきました。
詳細はURLを是非クリックして下さい。
素敵な何かが...