〜布施明〜

そんなこともあったよね

初めてファンクラブの集いとやらに参加したとき、
道中 何度引き返そうと思ったことか。
…誰にも会いませんように…と念じていたりもした。
【歌謡歌手を囲む一種独特のファン気質】なるものへの怖れが多分にあったろうと思う。
一糸乱れぬ団扇の揺らめきや、
辺り構わずお目当てだけへの異常な拍手や掛け声。
アレやらされるのかよ???
ヤダナ ヤダナ ヤダナッタラヤダナ


【ときめき夢サウンド】を見てすっかり彼の虜に。
その番組には 準レギュラーで出演していたので、見逃すことは無かったのだが、
やっかいなのが民放。
テレビ1台の我が家では、【なんとなく】NHKなのであったから、
(流行のラブロマンスとやらを、夫や息子と見るのは気恥ずかしいもので)
番組欄見ているようで実は見ていないのが現状。
家族から「見た?」と聞かれ「何を?」と私。
布施明」と家族「ウソー!何処に?」と私。
ホラ、ここに」と家族。
このやり取りは、ファンクラブから事前のスケジュールが提示されても、
今尚続行中也。


スケジュールを把握するために入会したファンクラブ。
早々に「集いの会」のお知らせが。
ナマ布施明を間近で拝めるは、歌も聴けるはでこんな良いことはない。
で、勇んで行ったはいいが会場が近づくにつれ、
上記の【帰ろうかな】モード。
それに打ち勝って参加したのに、
布施様は 歌われませんでした。
滅多にひかないお風邪で、お声は へんてこでした。


その会場にあったのが、ラジオ等の番組表のようなもの。
リクエストしておくれってやつ。
これだぁ ヤダナッタラヤダナ。
そのとき、こちらの心理を見抜くような明様のお声が。
「椅子に置き去りにしたまま、帰らないように」と。
いいなぁ こういうギャグ大好きだ。


今年の紅白はリクエスト形式らしい。
どの歌手も、関係者もファンも一丸となって動かなければならないのだろうが、
私は 私が 【歌手 布施明】に歌ってほしい曲をリクエストする! ことにする。