〜ありがたや ありがたや〜

時代を越えて

そうかねぇ

この私が おしとやかに見えるとは ガハハハ

昨日も母の着物と帯でいそいそとお出かけ 

しかも超普段着の《ウール》で。



この《ウール》

虫に弱いとかで最近は作る処も少ないらしい。

私のも何枚か駄目にし、生き残ったのが3枚まだある。

そのうちの1枚。

高校性の頃、下ろし立ての着物着せられて叔父の家まで用足しに出されたことがあった。

紺地に小花の色鮮やかな《ウール》

叔父夫婦にそれなりに褒めてもらい、ルンルンで電車に乗り

車窓から町を眺めて愕然とした。

私が着ているのは着物

それを あの女性は 事も有ろうに

ねんねこに!!



こちとら、電車の中で良かった〜〜〜。

母は娘の抗議を楽しそうに笑ってたけれど、あの時は「もう着ないぞ」と決心。

その《曰く付き》の着物を、袖幅2センチほど今風にだしてもらうことにした。

あれから40年弱。

ねんねこの中の赤ん坊も立派な中年になったことだろうし、

ねんねこ→着物への仕立て直しもないだろうし、

この事件が起きたのが、当時住んでた仙台となれば、

もう大丈夫。

今度は、安心して着て歩ける。 

長い長い冬眠生活であった。



冬眠生活といえば

これも「普段から着てなさい」と言われてたものに、

木綿の着物がある。紺系の縞柄。

なんか、好きになれなかったなぁ

イメージとすれば《おしん》の着ているようなもの。

時代が変わって、今は織る人が少なく結構いい値がついている。

9月に2度ほど着たが、全然仕事着とは思えないから不思議だ。

 

高校時代の洋服を今着たら、危ない人と指定されそうだが

和服ではそれが許されるから有難い。

(モチ 限度あり)