〜向田邦子〜

丸々2週間

TBSchで1月9日から26日まで《向田邦子新春スペシャル》と銘打った
14本のドラマが放送される。
過去の日記では 岸恵子主演の《終戦特別企画》再放送されたときも書いてるが、

今回も永久保存版としてDVDに収めている。


作品の内容もさることながら、彼女の作品に関わる演出家、脚本家、そして
俳優陣が繰り出す絶妙なハーモニーが好きである。
前半3本の父親役に小林亜星が当てられてるが、う〜〜ん
周りがしっかりと固まってるだけに、残念というか、、、
一本目の【眠る杯は】消してしまった(^^ゞ
向田が存命の頃は 勿論 脚本が彼女自身の手によるものだが、
非業の死を遂げられた後の作品の大半は、金子成人が手掛け、
寺内小春(はね駒)らも参加している。


【華燭】から、最終の【風たちぬ】まで主演が田中裕子。
母親役が加藤治子
小林薫は役どころが作品によって変わるが、このシリーズには欠かせない俳優である。
安心してみてられる。
加藤治子NHKの向田作品にも出演しているが、実に達者!
特に この人の【邪を秘めた】女を演じてるときの凄みは、
他の女優の追随を許さぬ気迫すら感じてしまう。


TBSとNHKで同作品を扱っているものに、
【思い出トランプ】と【あ・うん】がある。
NHKの思い出トランプには、森光子や浅丘ルリ子が出演。
脚本向田邦子
TBS脚本が寺内小春。 
楽しみ楽しみ♪


【あ・うん】これも大好きで、再放送毎に見ていた。
DVDにとってはあるが、VHSからのダビングなので是非デジタルで再放送してほしい。
フランキー堺が他界した時、【あ・うん】が実質終わったと感じた。
数年前 演出家久世光彦 杉浦直樹 倍賞千恵子等よって舞台化され、
劇場に足運んだが、こちらの思い入れが強く満足のいくものではなかった。


彼は この作品も一緒に天国に持っていったような気がしてならない。


今にして思えば、舞台特有のつくりもあったろう。
今回はテレビドラマ。
TBS 小林薫 竹中直人 森繁久弥 25日が待ち遠しい。