〜粋な計らい〜

oyumi2006-01-25

新婚旅行

あれは 有楽町にある旅行代理店だった。
応対してくれたのが、今で言うイケメンもイケメン 超イケメン
こちらの希望にそって、宿の手配をしてくれた。
長崎県にある平戸からスタート。
その 平戸の宿泊料は1人1万円だった。
う〜〜ん そこまでいかなくても...
結局 8千円の宿泊料で手を打った。


プロペラ機は揺れに揺れた。
降下するは 乗客の悲鳴は上がるはの緊迫した状態が一時起こる。
【値切り】の付けが回ってきてたのかも^-^;


さて目指すは 平戸
今でこそ大橋があるが、当時は船で島に渡る。
日本で最古の教会と言われてる建物は、質素ながらも貫禄があった。
軽い観光を済ませて お宿へ。
あっ そうそう 私達の服装はジーンズである。
信じられないだろうが、タクシーの運転手さん達に聞かれたものである。
【ホントに新婚さん?】
当時はまだ一定の型があり、
新婦はピンクのスーツに帽子着用してたなぁ
それにトランク【○ー△化粧品のセールスでございます】と思わせるアレ。


破天荒な姿の私達は イケメン社員がお世話してくれたお宿へ。
島にあるにはなかなかのお宿。
気持ちよく迎えてくださり、
通された部屋は。。。
。。。
。。。

なんだ!こりゃぁ!!
聞いてないよ!
私達は確かに値切った!!
にも関わらず この部屋は???
なんなのよ!! 広すぎる!!!
いや 別に大広間をあてがわれたのではない。


超デラックス
部屋に通されて、係りの方がきても「あの、東京からきた☆ですが、。。。」
そのたびに ニコニコと「ハイ 大丈夫ですよ」
いつか「スミマセーン お客様」と言われるに違いない。
荷物だって、まだバッグに入れたまま。
食事が運ばれてくる
「あの、東京からきた☆ですが。。。」
「ハイ 大丈夫ですよ」
食べてる最中にも、膳が運ばれてくる
モグモグ「 あの〜 東京からきた 」モグモグ
だって、あの料金だもの。


 各部屋が広く豪華  
和室、ベッドルーム、居間 この居間にある豪華な椅子テーブルの他に、
大きなテーブルと椅子は
 そうか 御付の方達のためなのだぁ


旅館で一番豪華なお部屋、俗っぽく言えば一番高い宿泊料の部屋を、
提供してくださった経営者の心の広さ、お優しさには頭が下がる。


あれから30余年
改築をなさったようであるが、再度訪れたいと思ってる。