〜ひめゆりの塔〜
私はこれからも語り伝えていきたいと思います
それは職業からくるバスガイドの口調とは異なる、彼女自身の言葉でした。
太田少尉の遺言
沖縄県民 かく戦えり
県民に対し 後世特別のご配慮賜らんことを。
(唯一地上戦となった沖縄では、
大人は勿論、中学生男女(14才以上)戦争に巻き込まれていくのです)
日本軍が使用した、長い洞窟があります。
太田少尉の遺言を書かれたといわれる部屋もあります。
洞窟の見学は、戦争の悲惨さを肌で感じたような気がしました。
平和を語るサミットだからこそ、沖縄でなければならないのだと、当時の小渕首相は奔走なされたそうです。残念ながらサミット開催目前にしてお亡くなりになられてしまいましたが、県民は故小渕首相には特別の想いがあるのだとも。
サンシン弾きながら、
皆が知ってる≪芭蕉布≫を
正調沖縄音階で、
貼りのある高い声でにこやかに歌う、
可愛いらしいガイドさんの姿はなく、
真相を知ってほしい
忘れないでほしい
郷土を愛する戦争の語り部の姿が、
そこにはありました。