〜知るのが怖くて〜

八戸

昨日 ようやくその実態を見ました。
津波はそのエネルギーを緩めることなく
町の中へ中へと入り 家屋は浸水し、
車はその横を流されていきます。

夏:家族旅行の思いで

種差海岸に行きたくて、海辺を走るローカル線に乗りました。
私たちの隣に座った一人のおばあちゃん。
おじいちゃんと一緒でした。
おじいちゃんが空席を見つけて、
手招きで来るように促すのですが、
おばあちゃんは「いいがらいいがら」と言ってまるで無視の態勢。
笑っちゃいました。
そこから、おばあちゃんの八戸ガイドが始まります。
左には、それはそれは美しい大海原が広がります。
歓声をあげる私たちにおばあちゃんは嬉しそう。
時々松の木や、丈のある雑草がその海原とのあいだに入り込みます、
おばあちゃんは
「あっ あっちさいげっ」と
遮る物体を手で払うように、叱りつけるのです。
顔をしかめて。。。
それもまた楽しくて、私たちは笑います。


前日 初めて食べた青森ならではの魚のことを話すと
その調理法なども教えてくれて。。。
「青森はいいぞ 魚も野菜もうめぇ」
「こごはあったけから、そんなに雪もふらねし」
そういえば、確かに通りに面してる家は北陸方面でみるような
雪対策の構えではありませんでした。
乗り換える私たちにず〜〜と手を振ってくれてたおばあちゃん。

今は、地震のくる一秒前でもいい
大往生であちらの世界に逝ってくださってると
信じたい、、、信じてます。

☆種差海岸 
大きな損傷はなかったようです。